大量生産・消費・廃棄の現状を調べました
日本の化粧品市場は世界第3位(4兆円の市場規模)。
この60年で出荷額は40倍に増えていました。
高度成長期以降暮らしが豊かになるにつれ、さまざまな化粧品がつくられるようになりました。
現在の日本は女性の社会進出が進み、少子化による需要減があるとは言え、それ以上に中国を中心としたインバウンドの需要増が見込まれ、安定的な成長が見込まれています。
一方で、毎年2万トン以上の化粧品が廃棄!?
世に出回る化粧品の50%が捨てられていました。
化粧品は洋服同様に流行のサイクルが早く、流行を過ぎたものは売れ残り廃棄されます。また、パッケージ変更や季節商品なども、メーカーに返品され破棄されてしまいます。近年では新型コロナの感染拡大で、口紅の需要が減り大量に破棄されるという問題が起きています。
そこで化粧品業界も企業・団体がこの問題を何とかしようと動き始めています。
ドラッグストアでは常にびっしり並んだ化粧品を目にします。ついあれもこれもと購入したくなりますが、家庭でも大量のコスメが廃棄されている現状です。購入した化粧品は使い切ること、無駄なものを買わないようにすることが大事です。